Olá! Tudo bem?
みなさんこんにちは、ポルトガル、リスボン在住の萌子です^^
今回は、ヨーロッパの就職事情について、ポルトガルを例にしてお話ししたいと思います。
ヨーロッパへの移住を考えたときに、仕事に関する悩みが出てくることが多いと思います。私も『ヨーロッパでちゃんとした仕事に就いて生活する』という夢を持ちながらも、ヨーロッパで日本人として、どのように仕事を見つけることができるのか、全く検討が付かず不安でした。日本企業からの海外駐在ではない現地就職についての情報も多くはありません。
なので、ここで、ヨーロッパでの就職事情と、日本人の私がどのようにポルトガルで現地採用されたのかをお話ししていきます!
ヨーロッパでの就職事情
まず、ポルトガルを含むヨーロッパの大半の国には、「日本の就活」のような就職活動期間がありません。
日本では、卒業が近づくと一斉に就職活動を行うことが一般ですが、ポルトガルを含め、ヨーロッパでは、会社が年中必要な従業員を募集しており、新卒でも転職でも同じように求人に応募して仕事に就きます。募集要項には、求められている職歴やスキルが詳しく書いてあることが多いです。
また、ポルトガルでは大学3年間、大学院2年間の計5年を一つの教育の流れとして捉えており、3年間の学士を終えた学生のほとんどが2年間の修士にそのまま進みます。したがって、修士を取得しておらず、就業経験もあまりない場合には、仕事によっては就職することが難しいことがあります。
さらに、ヨーロッパでは、就業経験があまりない場合には、大学・大学院で専攻した学問がそのまま就職に影響する場合が多いです。そのため、ヨーロッパでは仕事を探すとき、自分が大学・大学院で専攻した学問や、今までの就業経験に関係のある求人に応募します。
求人を探す方法は様々ですが、LinkdInや、最近ではFacebookなどのソーシャルメディアを使うことが一つの方法です。LinkdInは世界で最も使われているビジネスソーシャルメディアであるため、アカウントを作っておくことをおすすめします。大学・大学院をヨーロッパで卒業する場合には、大学側が会社からの求人を学生に共有する場合もあります。
ポルトガルでの就職体験談
私は現在、ポルトガル現地の会社で働いています。
私の場合、大学院卒業する間近に、LinkdInで今の会社からジョブオファーが来ました。
日本人として現地就職する際に、現地の企業にとって重要なことは、私たちが就業可能な在留資格かビザを持っているかどうかです。私の場合も、就職面接の際に、在留資格について聞かれました。
ポルトガルの場合、就業可能なビザや在留資格を申請する際に、現地企業からの雇用契約書が必要書類に含まれていることがあります。しかし、肌感覚でいうと、現地企業の多くは、ビザや在留資格を申請するために契約書を渡すことを渋ります。つまり、すでに就業可能なビザや在留資格を持っている人を現地企業は好んで採用する傾向があります。
学生ビザ・在留資格の中には、就業が許可されているものもあります。また、更新時に就業可能な在留資格に変更することも可能です。私も2年目の更新の際に就業可能な学生在留資格に変更して、大学院在学中から働き始めました。なので、自分のビザや在留資格が許可されている内容を確認しておくことが大切です。
まとめ
今回は、ヨーロッパでの就職事情や、私のポルトガルでの体験談をお話ししました。
前述した通り、ポルトガルでは学歴よりも実力主義である気がします。
もし、現地の大学・大学院を卒業後、そのまま現地就職をしたい場合や、ワーキングホリデーで渡欧を考えている場合は、自分の仕事上での強みを身につけておく必要があると思います。もし、何も強みがない…と言う場合にも、Courseraなどのオンライン学習サービスで、国際的な資格を取れるので、準備をしておくことをおすすめします^^
また、求人の募集要項を完璧に満たしていない場合でも、自信を持って応募することも大切です!
では、また次回の記事で〜!Tchau~~!